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 » 工作機械を使用する工場で問題になっているキリコとは

キリコによって起こるトラブル

金属加工の厄介な付き物金属加工の向上では、旋盤などの工作機械を使用し金属を切削するのですが、その時に金属クズであるキリコが排出されます。
金属加工の工場では毎日キリコが大量に出るため掃除する時も大変です。
散乱したキリコは非常に掃除しにくく、作業服のあちこちにくっつきやすいため、作業効率も悪化してしまいます。
また、キリコを片付ける際は気をつけていても手を切ってしまいがちで、なかでもステンレスのキリコは危険です。
油断をすると手を深く切ってしまうこともあるので気をつけましょう。
また、切削していると加工面の温度は上がり、何百℃にもなります。
その高温のキリコが飛んできて身体に当たると火傷することもあり、非常に危険です。
また、加工する機械にキリコなどの金属クズが堆積することで、加工不良となるだけでなく、機械の故障にもつながります。
このように金属加工を行う工場で、キリコによる様々なトラブルが起こるのです。

切削液(油)によるメリット

安全性と加工精度を高める切削液金属の切削加工は上記のようにキリコが出て危険ですが、状態の良い切削液(油)を使用することでトラブルの改善につながります。
まず、作業中に切削液(油)は工作機械の部品などを洗い流すため、キリコの堆積を防ぎ、堆積によって起こる加工不良の発生を抑えるのです。
また、加工面は熱が発生するのですが、冷却効果のある切削液(油)を使用することで熱の発生を抑え、機械や加工面の熱変形を防止し、飛散するキリコの熱も下げ火傷になるリスクも下げます。
特に、水で薄める水溶性の切削液(油)は冷却作用が高いです。
さらに切削液(油)を使用することで、機械と削る金属との間の摩擦を抑えるため、工作機械の刃物の負担を抑え、機械も長持ちします。
切削液(油)は古くなると腐敗して、ヘドロとなり配管などの目詰まりとなり、工作機械の錆びなど劣化につながります。
そうなると、切削時の抵抗も大きくなり、加工の精度も低下し、機械の寿命も短くなってしまうのです。
そのため、定期的にキリコを除去し、ろ過装置でゴミを取るなど切削液(油)をキレイにすることが必要となります。