コニテクコラムColumn

 » 切削液の種類とそれぞれの特徴

切削液(油剤)を使用する目的

主な目的は「潤滑・冷却  溶着防護作用」金属などの切削加工の際に使用する切削液は大きく分けて、水に希釈する「水溶性切削油剤」と希釈しない「不水溶性切削油剤」の2種類があります。
切削液を使用する主な目的は「潤滑作用・冷却作用・溶着防護作用」ですが、他に錆び止めや作業しやすくなるといった点もメリットです。
切削加工はこれら目的ごとに1種類の切削液を使用するのではなく、一つの油剤でいくつかの作用を同時に得ることを期待され使用されています。

切削液の種類とそれぞれの特徴

JISによる分類による特徴と適用例
【不水溶性切削油剤】
水に希釈せずに使用する切削液で主成分は鉱油および脂肪油。
切削性も水溶性の製品よりも優れています。
多くの不水溶性切削油剤の消防法では危険物に該当するため、法に基づいた取り扱いと火災の危険に対する予防が必要です。
また、極圧添加剤の有無、銅板腐食、さらに動粘度や脂肪油分、全硫黄分などを基準にJISでN1種からN4種の種類に分類されています。
種類別の適用例は下記の通りです。
N1種(1号~4号):非鉄金属や鋳鉄の切削加工に使用されている。
N2種(1号~4号):汎用油剤で一般切削加工に幅広く使用されている。
N3種(1号~8号)、N4種(1号~8号):難削材の低速加工や仕上げ面精度の厳しい加工に適している。

【水溶性切削油剤】
水溶性切削油剤は、水で希釈するため冷却効果が目的として使用されます。
また、引火の危険性もないため無人化された場所に適しているのも特徴と言えるでしょう。
水溶性切削油剤のJISによる分類による特徴と適用例は以下の通りです。
A1種:乳白色(エマルション)をしており水溶性で最も潤滑性が高いため、鋳鉄や非鉄金属、鋼の切削加工に使用される。
また、硫黄系極圧添加剤を含有する切削液は鋼の低速加工などの重切削加工にも使用。
A2種:半透明ないし透明(ソリュブル)をしておりエマルションに比べると洗浄性・冷却性が高く、鋳鉄,非鉄金属や鋼の切削加工や研削加工に使用される。
A3種:外観は透明(ソリューション)の切削液で消泡性・冷却性に優れており、鋳鉄の切削加工、鋳鉄、鋼の研削加工に使用さる。